一般社団法人 職業教育研究開発推進機構
第2回シラバス•コンクール
受賞作品
学生目線と審査委員(専門家)目線の二つの目線による審査の結果、ここに掲載されている3作品が第2回シラバス・コンクールの受賞作品となりました。
「教員の授業への意欲が伝わる構成力(学生を惹きつける流れ)」、「学生の学習意欲がそそられる見やすさ(学生に入っていきやすい・意味がわかりやすい)」〜審査委員長総評より〜 シラバスとはどんなシラバスなのか・・・。残念ながら、今回も『夢のシラバス賞』受賞作品は生まれませんでした。
学生目線と専門家目線という、ある意味相反する2つの評価軸を満たさなければならないという「夢のシラバス」の条件は、現在の高等教育、とりわけ専修学校における学習支援の難しさを物語っているとも言えます。
今回、シラバスとしての受賞は惜しくも逃したものの、その授業方法(教育方法)に込められた素敵なアイデアと将来性が、主催法人の常任理事会で好評を博した作品に『常任理事会特別賞』が贈られました。新たなカテゴリーにおいて、そのアイデアや実装研究等に関する発表の場を創っていくことも、今後は考えていきたいと思わせてもらえるような作品でした。
学生が選ぶ『憧れのシラバス賞』、専門家が選ぶ『納得のシラバス賞』、そして『常任理事会特別賞』を是非ご覧いただき、授業の質的向上に活かしていただければ幸いです。
憧れのシラバス賞
鈴木真一さん
納得のシラバス賞
宮内綾子さん
受賞者からのメッセージ
「介護福祉養成校に面接の際、ポートフォリオ記入事項が増えた。」
「念願であった介護福祉養成校に専任教員として、就職ができた。」
「コンクール参加は、私にとってシラバスに向き合う貴重な時間であった。授業概要だけではなく、学生主体の学びや学習に関連した全体像を捉えることが必要であり、それが教員として商品(科目)の説明や約束事であるということに気付くことがでたと共に、責任感が生まれたことは私自身の財産となった。」 (宮内綾子さん)
常任理事会特別賞
岡本陽子さん
第1回シラバス•コンクール受賞作品(2021)
憧れのシラバス賞
早川武志さん
納得のシラバス賞
橋本萌子さん
「受賞させていただいたシラバスを基に施設のレクリエーションを実施することができました。施設のご利用者からも好評で、学生も相手に伝える力をチーム全体として身に付けることができたようで、授業終了後、わたしに伝えてくれました。また、「授業が楽しい」と学生から言っていただいたので、シラバスの目的を達成できたのではないでしょうか。」
「シラバスの必要性を改めて確認することができました。受賞することもうれしかったのですが、授業を楽しんでもらいたいという強い気持ちでシラバスを作成したことが、自分自身のスキル向上につなげることができた。」 (早川武志さん)
審査委員特別賞
渡辺愛子さん
「シラバスで何を伝えたいのか、授業構成を考えるのが楽しくなった。」
「学生が興味を持って参加するにはどうすれば良いか、常に上を目指す姿勢でいる。」
(渡辺愛子さん)