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「本人が生かされれば、人生は楽しい」・・「本人が持つ自然治癒力を引き出す」・・VETミッション・・・No.52・・7月29日発信


 ある研究会で、柔道整復師を養成している教員から、柔道整復師は「本人が持つ自然治癒力を引き出す」べく、その自然治癒力の障害になっているものを取り除いたり、必要な手当てを行う仕事を行っているという話が有った。此の点に関しては、看護師養成の教員からも、ナイチンゲールの考え方として看護の世界でも重視されている考え方だとの事であった。

 こういう仕事なら楽しいだろうなと思う。この人はどの様な治癒力を持っていて、それをどう発揮してくるだろうと、考えるだけで楽しい。そして、この予想し治癒力への支援作戦が上手くあて嵌まれば、ワーカー冥利に尽きるだろう。

 支援を受ける本人も、自分の持つ自然治癒力が生かされ、治癒効果が見えてくればとても楽しいいだろう。これで「共に楽しいの相乗効果」が出てくる。この「共に楽しい枠組み」は、対人支援活動に携わる人々(特に専門職・支援者)とその支援を受ける人々(顧客)の間にも、共通して言えることのはずである。

 しかし、福祉や教育などの対人支援の場面では(一般的な対人関係でも)、そういう楽しさを味わえない場合が多々ある。なぜか。ほとんどの場合、「顧客(利用者)に寄り添う」とか言っていても、実際は、顧客の自然治癒力(その人が望んでいる生き方・活動内容・才能・等)が生かされないからであろう。

 何故、顧客が望んでいる生き方や才能が生かされないのか。それは、支援者側が利用者(顧客)側の才能を見抜けない場合と、特定の考え方に凝り固まっていて、利用者(顧客)をその枠に嵌めようとする場合がある。多くの場合は後者であり、その枠は、支援者側が、顧客にとって良かれと(勝手に)考えた枠組みであったり、どこかで「こうあるべき」と示されている模範(モデル)であったりするので、支援する側が、その枠が利用者にとって役立っていない、寧ろマイナスだと気づくのは中々難しい。

 うまくいかない支援は、支援者側も楽しくない楽しくない原因は、支援者(自分)の行なっていることが、顧客(利用者)にとってマイナスの作用になっている(部分がある)からだと気が付けばよいのだが、これが難しい。「やってあげる」仕事だから、そもそも楽しくなどないと、思い込んでいればなおさらである。

 では、どうすればよいのか。基本は、先ず、「本人が人生を楽しく生きる」ために自分が活動(仕事)しているという事を確認することである。あくまでも「本人が自分の人生を自分で楽しむ」のであって、支援者などから、こうすれば「楽しいよ」と教え込まれたり、決められたりする人生ではない。支援者は、何となく、誰かに言われたり、自分の「こうあればよいorこうあってほしい」という願いを持ってしまいがちだが、「顧客(利用者)が自分の人生を楽しめるように」という基本的な願い以外は、行き過ぎだと考える方が良い。

 とすれば、支援者側は、この顧客は何を望んでいるのかを見抜く力量が要求される。その内容は、顧客(利用者)本人もよく分かっていない(言語化できない)内容だったりするので、丁寧な観察や様々なやりとりの中から発見して行く必要がある。その顧客がもっとも嬉しそうな顔をしている時は何をしている時かとか、他の人と一緒に楽しんでいる時は何をしている時かとか、その内容を把握することが、スタートになるだろう。

 其処からはその顧客とともに想像力や創造力を駆使して、その楽しさ」の実現や発展への環境を用意することになっていくのだろう。

 人々が気に入った服を買いたいと探している時の店員のサポートとよく似ている。上手に顧客の希望を具体化してくれる店員がいると、顧客は気持ちよく買い物ができ、店員も楽しい(お店も繁盛する)。

 しかし、言うまでもなく、この様な事は誰でもどの店員でも簡単にできる事ではない。では、この様な支援能力は、どうやって身に着けるのだろうか。

(泣いた赤鬼・川廷 宗之・記)


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〇このVETミッションの内容に対しては、色々なご意見(異見)があり得ると思います。よろしかったら是非、投稿いいただければ幸いです。

 
 
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