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物語詩「魔王」を、ロープレで、どう演じるか。・・・No.30・・2月25日発信

物語詩「魔王」の中での「魔王」は、何を象徴しているのだろうか。父親が「しっかり、あたたかく」「だきしめ」ていたのに、「息絶えていた(生きられなかった)」のだから、魔王の力は絶大なものであったのだろう。

ということで、話をロープレに戻すなら、まずは、この「魔王」が、どういう「事柄」や「人物」(など?)を表現しているのかを考えて、その内容を表現していくことが求めらるる。関連して「父親」「我が子」に関しても、様々な考察があるし、「解る」があるだろうから、その「解った」内容を表現していく必要がある。

次の問題は、その「解った」をどう演じる(表現する)か、である。ロープレとして考えるならば、基本は、登場者(「魔王」のように人間以外(動物など)もあり得る)として、その心境やそこから生ずる言動を、単なる言語表現や顔の表情に留まることなく、(手足など)身体的な動き全体でどう演じるか(表現するか)を考えなければならない。この時に大切なのは、単に小手先で身体を動かしお話をするのではなく、心身共にそうなりきって全身全霊で表現していくことの大切さである。ある意味では集中していることの大切さである。そうしないと、真意が相手に伝わらない。

特に対人支援の学習をする場合には、現象としてはその方(例えばAさん・70何歳・〇〇病・・・)のその場面(例えば、車いすへの移乗、家族や介護スタッフとの会話、等)を演じる。この「魔王」の詩ほどドラマチックではないにせよ、それぞれの方々の生活場面には色々な物語(背景・経緯や言動)がある。その物語への理解と共感を深め、どういう対応をするかの演習を行うことになる。こうすることで、具体的な経験を積み重ね、その中から自分なりの一定の暗黙知(コツ)を把握することが、ロープレを行う学習の目標である。この暗黙知を実感できた時、その授業時間の有効性を感じ楽しくなる。≪この授業は大切だ、休まない様にしよう、と思う。≫ できればその内容を形式知として言語化できればさらに楽しめる

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ご意見送付先・ kawateikaikyo@yahoo.co.jp   泣いた赤鬼・川廷 宗之・記

 

 
 
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