「楽しい」と「楽」ついて気付いたこと・VETミッション No.3・コメント2025 年 9 月 3 日発信
- 川廷宗之
- 2 日前
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「楽しい」と「楽」についてです。
社会の風潮として、「楽に生きること=賢く生きること」という考えが土台にあるように感じることがあります。
便利なツールを【賢く】使う、ロボットを使って【楽に】生活する、という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
大学院で一番驚いたのは、インタビューの文字起こしを AI にやらせることが、想像以上に一般化していることです。たしかに AI を使えば研究に要する時間が省けるので、研究そのもののハードルは下がります。
しかし、文字に起こしながら「この言葉は漢字と平仮名どちらで記載するべきか」「ここで区切るのは読点か、句点か」と悩みながら文字起こしをすること自体が、データとの対話であり、質的研究の醍醐味なのではないでしょうか。
果たして、【楽に賢く】研究をすることが正解なのでしょうか。
古くから手作業で研究を続けて便利なツールに乗り換えた教員世代と、最初から便利なツールありきの若手
(新人?)世代では、表面上の研究手法は同じでも、深みが違ってくるのではないかと思う今日この頃です。
投稿者・・長谷部裕美さま(介護教員講習会修了生)
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